阪神 過去10年のドラフト(2009年~2013年)
過去10年の阪神ドラフトを私なりの評価で振り返ってみたいと思います。
長くなるので、5年単位で2回に分けたいと思います。
今回は2009年~2013年を紹介します。
○…活躍もしくは1軍で結果を残している
△…1軍戦には出場したがほぼ結果を残せていない
×…1軍では全然活躍できていない
■2011年
ドラフト1位で元西武の菊池を指名。これは正解でしたが、
二神、藤原は当時大学リーグナンバーワン右腕、左腕で報道されていたかと思います。
二神は150km右腕といわれ期待しましたが、×に近い△、藤原も同様でした。
逆に下位の秋山、藤川、原口は今も戦力なっています。
他球団では西武の菊池と横浜の筒香が突出していて、福岡の今宮、広島の長野くらいで他は全体的に不作であった年だと思います。
阪神は上位指名は失敗、下位指名は優秀だったのではないでしょうか。
1位 二神一人△
2位 藤原正典△
3位 甲斐雄平×
4位 秋山拓巳○
5位 藤川俊介○
6位 原口文仁○
■2010年
1位で社会人ナンバーワン左腕榎田を獲得。1位に見合う活躍かというと厳しいです。
あとは3位の中谷。当時大型捕手として期待されていました。
他球団は中日1位大野、福岡2位柳田、西武3位秋山、ヤクルト1位山田、日ハム2位西川と、今でもスター選手で活躍している選手が2位、3位で獲得できています。
西武大石は阪神も指名しましたが、先発転向の方針で駄目にしてしまったという記事が
出ていましたね。
1位 榎田大樹 ○
2位 一二三慎太×
3位 中谷将大 ○
4位 岩本輝 △
5位 荒木郁也 △
■2011年
1位で大学ナンバーワンスラッガー伊藤を単独指名。
期待の大砲かと期待しましたが、こちらも1位に見合う活躍は出来てないです。
歳内も甲子園をわかせた魔球スプリットで期待でしたが、今年で戦力外。
他球団は中日1位高橋周平、3位田島、福岡1位武田、日ハム3位近藤、広島1位野村、2位菊池、ロッテ3位鈴木大地。
この年の阪神ドラフトは、ほぼ戦力になっていませんね。
1位 伊藤隼太 ○
2位 歳内宏明 △
3位 西田直斗 ×
4位 伊藤和雄 △
5位 松田遼馬 △
■2012年
この年はなんと言っても阪神!1位藤浪、2位北條と甲子園の投打スター選手を獲得。藤浪は1年目より活躍。今は…2人ともこのとき描いていた主力とまではなっていないです。
他球団は広島2位で鈴木、楽天2位則本、ヤクルト1位石山、福岡1位東浜、西武3位金子、日ハム1位大谷、巨人1位菅野とスター選手が豊作の年ですね。
西武2位則本は欲しかったなあ。
1位 藤浪晋太郎○
2位 北條史也 ○
3位 田面巧二郎×
4位 小豆畑真也×
5位 金田和之 △
6位 緒方凌介 ×
■2013年
岩貞、陽川、梅野、岩崎と良いドラフトだったと思います。
特に6位岩崎は掘り出し物ですね。
他球団は元ヤクルト3位秋吉、中日2位又吉、福岡2位森、広島1位大瀬良、3位田中
ロッテ、5位井上、西武1位森、2位山川、巨人1位小林、3位田口、楽天1位松井
西武のドラフト森、山川はピカ一でした。
1位 岩貞祐太 ○
2位 横田慎太郎×
3位 陽川尚将 ○
4位 梅野隆太郎○
5位 山本翔也 ×
6位 岩崎優 ×
こう見ると阪神はスターとなりうる選手の獲得が藤浪以外獲得できていないですね。
特に5年はスケールの大きい選手、大きく期待できる選手、一芸のある選手の獲得が出来ていない様に思います。
福岡柳田、ヤクルト山田、広島鈴木、西武森、山川等のような。
もちろんクジに弱いというところが一番大きいですが、上手い球団は2、3位で
獲得しています。阪神はほぼものになっていません。
現在上位に来ているチームとの差はこの辺が出ていると思います。
次回2014年から振り返りたいと思います。